利息に関連する契約

実際に利息を計算してみる

 借金の利率はどこから借りるかによって大きく異なります。公的融資の場合には無利息であったり、利息がついてもせいぜい年利三%程度です。
 これがテレビなどで盛んに宣伝している大手消費者金融になると二三%〜二八%、貸金業者の中にはこれ以上の金利をとる業者もざらに存在します。

 

 ここでは出資法の制限金利である年利二九・二%でどのくらい利息が膨らむかを計算してみましょう。A消費者金融から一二月末日に五〇万円を年利二九・二%で借り、翌月末日から元金にその月の利息を加えて月々一万五〇〇〇円ずつ返済するとします。年利二九・二%で計算すると利息が五三万八九五八円付きます(左上表参照)。

 

 元利を合計すると、 一〇三万八九五八円となります。毎月定額の返済であれば、毎月の支払日までの残元金に年利を日割りにしたものを掛け、この利息を支払額から差し引いた金額を元金に充当します。この場合は毎月の支払日に、元金に加えてその月の利息も支払うので、最初のうちは元金はほとんど減らず、支払いを続けるうちに月々の利息の額は少なくなります。しかし支払う月額は変わりません。また、月々の元金の支払額が少なければそれだけ、利息も完済までの月数も多くなります。

 

下手な借換えは利息に利息が付いて膨らむ

 先の事例で借金をして一二か月目に支払えなくなり、他のB消費者金融から借入をしてA消費者金融の借金の残りを全部返済したとします。するとこの時点でA消費者金融の残金額は、一二月の利息分(一万一五一七円)を含めて四七万五九二〇円です。これをB消費者金融から借りたのですから、今回B消費者金融から借り入れた分には、A消費者金融の一二月分の利息が含まれることになります。そしてこの借入金のすべてにB消費者金融の利息が付くことになります。

 

 しかし、返済が滞るのをおそれて他の消費者金融から借金して返済を始めると、後は雪だるまのように利息がどんどん膨らみつづけます。そして最後は、さらに高利の貸金業者から借金し、返済不能に陥るのです。

 

【ポイント】利息は実際に計算してみる。